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恵解山古墳の復原想像図

恵解山古墳の復原想像図

 9次調査では前方部の東側で造り出しが発見され、10・11次調査で造り出しの規模や形態が西側と異なることが明らかになりました。復原想像図は11次調査区の方向から、東側造り出し周辺の州浜に水鳥形埴輪を据え置く場面を想像した絵です。

 

 5次調査では、前方部の西側で造り出しが確認されました。復原想像図は、6次調査区の方向から、後円部側から西側造り出しと前方部を見た絵です。

6次調査では、5次調査で初めて確認された西側造り出しの北辺を調査しました。
西側の造り出しは、くびれ部から南にやや離れた位置に接続します。造り出しの上部は削平され残っていませんが、高さ1メートル前後の低いものと考えられます。
造り出しの上には埴輪列が巡らされ、その内側に家形、盾形、蓋形などの形象埴輪が設置されていたと考えられます。
前方部の3段の斜面と葺石、平坦面の埴輪列を復原してみました。

 

 恵解山古墳は現在竹林に覆われており、周囲の平坦な部分は史跡指定以前には水田や畠として利用されてきました。下に掲載した復原想像図は、恵解山古墳を南側、前方部の方向から見たものです。

 

 5次調査では、恵解山古墳の前方部西側2段目平坦面で初めて埴輪列が確認されました。復原想像図は、この埴輪列から3段目斜面を見たものです。